【塔ノ岳】バカ尾根と表丹沢の絶景を楽しめる山【山とカメラ Vol.5】
バカ尾根と丹沢の稜線歩きで絶景を楽しめる、表丹沢最高峰の塔ノ岳。
首都圏からのアクセスが非常に良いことに加えて、非常に登りごたえのある登山ルートと道中・山頂からの景色が楽しめるなど、登山を楽しむ上での魅力が詰まっている山だと感じました!
- 塔ノ岳の特徴・アクセス
- 塔ノ岳のオススメコース
- 著者が実際に登ってきた活動内容と感想
塔ノ岳の紹介や、筆者が実際に登ってきた活動の紹介を行います!
バカ尾根はキツい分、達成感も最高です!
塔ノ岳の特徴・アクセス
塔ノ岳はどんな山?
塔ノ岳は神奈川県秦野市・清川村・山北町の境目に位置する標高1491mの山です。
丹沢にある山々を表丹沢・東丹沢・西丹沢・北丹沢と4つのエリアに分けたうちの表丹沢エリア最高峰の山となります。
多くのモデルコースで13~20km以上の長めのコースとなり、登りの累積標高も1500mが基本になります。登山時間は必然的に長くなるため、登山計画を入念に行なっておきましょう。
塔ノ岳へのアクセス
塔ノ岳へのルートは様々あるのですが、今回はそのほとんどで登山口となる大倉とヤビツ峠の2つを紹介していきます。
大倉登山口へのアクセス
多くのモデルコースでスタート・ゴール地点となる大倉には藤沢駅からバスでの移動が可能です。近くにある秦野戸川公園の駐車場は広めで、マイカーで行きやすいのもポイントです。
ヤビツ峠へのアクセス
大倉に比べて駐車場は狭いですが、車で来ることも可能です。またバスでの移動は本数が少ないので、事前に乗車する時間をチェックしておきましょう。
ゴール地点であれば、ヤビツ峠にあるレストハウスに行ってビールで乾杯ができます!食事やアイス、コーヒーなど色々準備されているので立ち寄ってみることをオススメします!
バカ尾根とは?
大倉~塔ノ岳の登山道はひたすら登りの階段が続くことから「バカ尾根」と呼ばれています。
それなりに体力と気力を要する登山道ですが、以下の理由から多くの方からの人気を集めており登山客を集めています。
- 登りやすい登山道のためトレーニングに最適
- 首都圏からのアクセスが非常に良い
- 四季の季節感を楽しめる登山道
後々気づきましたが、「ヤマノススメ」の14巻でバカ尾根を登って塔ノ岳山頂へ行っていましたね!
塔ノ岳のオススメコースは?
ヤビツ峠~塔ノ岳~大倉コース
標高760mのヤビツ峠からニノ塔・三ノ塔を通過する表尾根コースで塔ノ岳に向かいます。帰りは大倉に向けてバカ尾根の下り道で下山。
表尾根コースは非常に眺めが良いので、景色を楽しみながら登ることができます!道中に鎖場や急坂があるため、そのポイントでは注意して登りましょう。
YAMAPモデルコースはこちら
大倉~塔ノ岳 往復コース
大倉から続くバカ尾根を通るピストンコースです。
先ほど紹介したようにひたすら登り道で体力が必要となるコースですが、非常に人気があります。最初はひたすら階段が続いて退屈さも感じますが花山山荘あたりから見晴らしが広がります!
トレーニングとしてもオススメのコースです。
YAMAPモデルコースはこちら
塔ノ岳に登ってきた!活動と撮った写真を紹介
今回はスタートを大倉登山口、ゴールをヤビツ峠に設定して行ってきました!私含め、4人のメンバーでの登山です。
モデルコースとしてはヤビツ峠→大倉の縦走コースが一般的なようですが、私たちは逆ルートになりますね。
以下が実際に登ってきたYAMAPのデータです!ぜひ参考にしてみてください!
富士山の絶景見える塔ノ岳 / こ~まるさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
本日のカメラ
今回は2台持って登山に行きました。R6がスチール撮影、Rが動画撮影用です。
EOS RとRF16mmの組み合わせは組み合わせは手振れ補正無しのため、ぶっちゃけあんまり使わなかったです。サイズの問題もあり、登山で動画撮るならアクションカメラが最適だなと感じました…
カメラの持ち運びは、ザックにPeak DesignのキャプチャーV3を着けて固定させています!登山で写真を撮る方にとっては必須級のアイテムです。
写真撮影用に24-105mmの標準ズームレンズはやはり手放せないです。個人的には高倍率ズームや望遠も登山で試してみたいところです!
大倉登山口からスタート!バカ尾根の延々と続く登りに苦戦
渋沢駅からバスで大倉まで移動。休日ということもあり、バスは登山客で満席でした。
始発バスで行く場合はバス停に登山客の行列ができるので、早めに駅到着をオススメします!
バス停から少し歩いた後に山道へ入ります。バカ尾根の始まりです。
最初はウォーミングアップといった感じで、なだらかな上り坂がメインです。
登山道が整備されており、基本的に歩きやすい道が続きます。体力的にキツいコースであるバカ尾根が人気を集める理由もここにありそうだと感じました。
登山開始から1時間で見晴茶屋、1時間半で駒止茶屋に到着。このあたりから徐々に登りが険しくなります。
茶屋が見えてきたら、いよいよバカ尾根の登り本番です。山頂まで下りのない道がひたすら続きますので、適宜休息を入れながら。道中の景色も楽しみながら進みましょう!
堀山の家からは富士山の姿が眺められます。この地点から山頂にかけて富士山を望めるポイントが多くあります!
塔ノ岳山頂!食事と360°のパノラマ景色を楽しむ
そしてついに山頂!この日は快晴だったため、360°に広がる山々の景色が非常にクリアに見えました!
山頂には尊仏山荘があります。予約すれば宿泊できますので、山頂からの日の出の景色を楽しみやすいです!自分も一度山頂での小屋泊をしてみたいですね。
富士山の眺めも非常に良いと評判の塔ノ岳。
陣馬山で見た富士山も素晴らしかったですが、天候や地理的な近さがあって塔ノ岳山頂からの方が非常に綺麗でした!
表丹沢の景色を楽しみながら下山!
塔ノ岳の山頂でしばらく休憩した後に、ヤビツ峠へ向けて下山を開始。
こちらのルートは表丹沢の広々とした景色を稜線歩きで楽しめます!上り坂で一辺倒なバカ尾根ルートと比較すると、登山道も景色も変化するルートで登っていて楽しいです!
バカ尾根を登った後のため、足に疲労感を感じたままの下山。メンバーと話しながら、適宜休憩を挟みながら進みます。
途中にある山の山頂や小屋などいくつか休息ポイントがあるため、そちらを目安に休憩を取るのも良いです!
鳥尾山荘から三ノ塔の急登!その後も険しい道がちらほら…
鳥尾山荘に到着し、一息休憩。隣に見える三ノ塔へ向かいます。
ここからの坂はコース1番の急登です!最初にバカ尾根を登って足に疲労感を感じていたこともあり、距離にして1kmも満たないポイントですがかなりメンタルと体力を削られた場所です…
ヤビツ峠→塔ノ岳を目指す逆コースでもここを下りとして通ることになるため、その際は急坂を滑らないように降りていきましょう!
三ノ塔からの鳥尾山荘を眺める景色は最高です!
三ノ塔から二ノ塔へ向かう道は所々鎖場や道が崩れている場所があります。安全を第一に、慌てず落ち着いて進みましょう!
ヤビツ峠へゴール!レストハウスで乾杯
下り切ると道路へ出ます。1.5kmほどなだらかな登りのコンクリート道を歩いて、ゴールのヤビツ峠に到着です!
バスが来るまで時間があったため、近くのレストハウスにお邪魔しました。四人でビールを乾杯!下山後に交通機関で移動でき、お酒も飲めるのは非常にありがたいですね!
バスと電車で移動して温泉に入り、解散!とても有意義な登山となりました!
まとめ:景色も登りごたえも抜群の表丹沢!
大倉からのルートはひたすら登りが続くバカ尾根、ヤビツ峠からのルートは表丹沢の景色を堪能でき、塔ノ岳山頂は360°のパノラマを楽しむことができました!
登山ルートとして登りごたえ抜群、景色も最高など、登山の楽しむ要素が非常に詰まった山だと感じました!
今回は、以上!