山とカメラ

【金峰山】瑞牆山とのテント泊縦走登山に挑戦!【山とカメラ Vol.4】

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9月下旬、初めてのテント泊登山として2日目に金峰山へ行ってきました!

奥秩父の日本百名山として知られる金峰山は山頂に続く稜線が特徴的で、2500mを越える雄大な景色が楽しめます!比較的手軽に登れるコースや1泊登山のできるコースなどバリエーションも豊富で、登山初心者や中級者の方、写真を撮りたい方に非常に人気の山です!

本記事は2日間のうちの2日目に登った金峰山についての記事になります!

Koh
Koh

金峰山の魅力について、実際に登ってきた様子とともにお伝えします!

金峰山の特徴・アクセス

金峰山はどんな山?

金峰山は山梨県甲府市・北杜市・長野県川上村にまたがっている標高2599mの山です(GoogleMap上の住所は長野県南佐久郡川上村)。瑞牆山・甲武信ヶ岳とあわせて奥秩父を代表する日本百名山の1つとなっております。金峰山から見て西側に瑞牆山、東側に甲武信ヶ岳が見えます。

瑞牆山方面から登る場合、眺めが非常に素晴らしい稜線を歩きながら山頂を目指します。この稜線の景色があることも金峰山に人気がある大きな理由です。山頂付近は岩場なので、足元に注意して登りましょう。

山頂へと向かう道

金峰山へのアクセス

金峰山への登山口は大弛(おおだるみ)峠瑞牆山荘金峰山荘の主に3つがあります。

今回は金峰山へのアクセスとして、初心者にオススメコースの登山口である大弛峠と瑞牆山荘へのアクセスについて解説します!

大弛峠へのアクセス

標高2365mにある大弛峠には自動車での通行が可能です。マイカーをお持ちでない方はバスの予約をすることで大弛峠駐車場までの移動ができます。

【マイカーで移動】駐車場の情報

駐車台数:約30台

駐車料金:無料

【バスで移動】

JR塩山駅よりバスで85分(WEB予約が必要)

料金:片道3000円

引用:栄和交通

なお冬季は積雪により道路が閉鎖されます。バスも例年6月〜10月末までの運行のようです。

瑞牆山荘へのアクセス

瑞牆山・富士見平小屋に近い登山口です。大弛峠よりも広々とした駐車場があり、バスの料金も安めになります。

【マイカーで移動】駐車場の情報

駐車台数:約100台

駐車料金:無料

【バスで移動】

JR韮崎駅よりバスで80分(登山バス季節運行)

料金:片道1000円

引用:山梨峡北交通

こちらも季節限定の運行で、例年4月~11月までの運行のようです。

山頂にある五丈岩について

「奥秩父の盟主」とも呼ばれ、頂上には「五丈岩」という巨岩の御神体と金櫻神社の鳥居・祠があるなど信仰の山として知られているようです。

山頂にある五丈岩 画像引用:ヤマレコ

この五丈岩について、金櫻(かなざくら)神社のホームページにこのようなことが書かれていました。

お知らせ

五丈岩を中心に2,500平方米は、甲府市御岳町金櫻神社の境内地です。

許可なく工作物を設置することを禁止します。

五丈岩は神霊の宿る岩として厚く信仰されてきた神聖なところです。

岩に登ることは厳禁です。

金櫻神社

実は甲府市にある金櫻神社の境内地なんですね。五丈岩に設置されている注意看板が小さくて気づかずに登ってしまう方もいるかもしれませんが、神社の私有地である以上登らない方が良いでしょう。

Koh
Koh

神社の境内なので、祠にお参りしていくのがいいですね!

金峰山のオススメコースは?

オススメコースとして、金峰山のアクセスでご紹介した大弛峠と瑞牆山荘から出発するコースをそれぞれ紹介します!

大弛峠-金峰山 往復コース

大弛峠からピストンとなるコースです。途中で朝日峠・朝日岳を通過するためアップダウンは激しめですが、距離が短めのため金峰山では一番優しめのコースになります!

コース概要
  • 距離:8.1km
  • 上り:538m
  • 下り:538m
  • 標準コースタイム:4時間

YAMAPのモデルコースはこちら

瑞牆山荘-金峰山-大弛峠

瑞牆山荘から富士見平小屋を通過し金峰山を目指すコースです。それなりに体力が必要となるコースですが、瑞牆山荘方面から眺める金峰山の稜線は見事です!大弛峠ゴールなら帰りの際の下りが少なめになるのも嬉しいポイントです!

コース概要
  • 距離:9.3km
  • 上り:1294m
  • 下り:446
  • 標準コースタイム:6時間10分

上記は大弛峠着のコースですが、ピストンにして瑞牆山荘まで帰ってくるも良し。私と同じように富士見平小屋を起点に1泊2日で瑞牆山も登ってくるのもアリです!

YAMAPのモデルコースはこちら

金峰山に登ってきた!活動と撮った写真を紹介

今回は2日間の行程で登山計画を立てました。

2日間の登山計画
  • 1日目:瑞牆山荘〜富士見平小屋〜瑞牆山〜富士見平小屋(テント泊)
  • 2日目:富士見平小屋〜金峰山〜大弛峠(予約バスで塩山駅へ)

1日目の瑞牆山は前回の記事で紹介しております!

前回の記事はこちら
【金峰山】瑞牆山とのテント泊縦走登山に挑戦!【山とカメラ Vol.4】
【金峰山】瑞牆山とのテント泊縦走登山に挑戦!【山とカメラ Vol.4】

以下が実際に登ってきたYAMAPのデータになります。2日間の日程が分かりますので、ぜひ参考にしてみてください!

瑞牆山・金峰山 初のテント泊登山!! / こ~まるさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

富士見平小屋からスタート!木々の隙間から富士山が見えた

9月25日、天気は快晴。

8時前にキャンプ場を出発します。富士見平小屋からは遠くに富士山が見えました!金峰山の山頂の景色が期待できるスタートです。

重いザックを背負いながら林道を歩く

富士見平小屋を出てからしばらくは登りのある林道が続きます。前日の瑞牆山は軽装備で行ったのでサクサク登れたのですが、今日は60Lのザックにテントなど全て詰め込んだ装備。非常に重く感じます。

スタートから標高2500m付近までは基本的に登り道が続きます。テント装備を背負ったままだとかなり体力が奪われるため、ペースを落として休みながら進むことをオススメします。

大日岩近くから撮影。向かいに八ヶ岳が見える!

砂払ノ頭からは岩場の稜線歩き!景色は最高

標高2500m付近にある砂払ノ頭からは金峰山の稜線が見えます!五丈岩も見えるため、稜線を歩きながら着実に山頂へ近づいている感覚を味わえます。

最も眺めの良いスポット

ここからは岩場が続きます。カメラを持ってきている方は岩にカメラをぶつけやすいポイントですので注意して登りましょう!特にストラップで首に掛けている場合はカメラが揺れて岩壁に当たりやすいので、山頂までバックに忍ばせても良いかもしれません。

山頂まではゴツゴツした岩場。カメラを岩壁にぶつけないよう注意!

山頂は雲の上の世界!

砂払ノ頭からおよそ1時間ほどで山頂に到着!シンボルの五丈岩がすぐ近くにありました。

金峰山のシンボル、五丈岩

山頂からは瑞牆山富士山、遠くにアルプスも見えます!非常に見晴らしの良い場所であり、雲の上のため日常とは別世界です。

広角で広々と景色を切り取るのも良いですが、遠くにある山を撮影するために望遠レンズがあると面白いかも?と感じました。今度の山は望遠レンズを持ち運んでみようかなと思います。

前日に登った瑞牆山も見えます
雲の上、富士山をバックに

体の限界を感じながらも大弛峠へ

50分ほど山頂に滞在し、大弛峠へ向けて下山。帰りのバスを15時に予約していたのであまり余裕はありませんでした…交通機関を予約していると時間的制約ができるので、計画はしっかり立てておくべきですね。

金峰山から大弛峠方面への尾根

ここからは鉄山・朝日岳・朝日峠が道中にあるため下りが続くわけではありません。何度かアップダウンを繰り返す林道を進みます。

朝日岳付近の林道

朝日岳は見晴らしも良くベンチもあるため、休憩場所には最適なポイントです。私はバスに時間を追われていたためスルーしてしまいましたが…😓

朝日峠へと向かう道

金峰山から同伴者ともに体力の限界が近い状態でしたが、休憩もとりつつ歩き続け、2時間ほどで大弛峠へ到着しました!ゴールした時は疲労からザックをおろしてへたり込んでしまいました…

ゴールの大弛峠登山口

非常に大きな達成感を感じたと共に、次回の1泊登山に向けて60Lの荷物を持ち運べる体力を付けていく必要があるなと感じました😅

まとめ:稜線や山頂の絶景が望める山!お手軽コースも1泊登山も

いかがでしたでしょうか?

金峰山は人気のある日本百名山で、大弛峠からのピストンであれば比較的手軽に2500m越えの絶景を楽しめる素晴らしい山だと感じました!

また瑞牆山と合わせて1泊縦走ができるコースもあるため、初めての1泊登山に向いている山ではないかなと思います。テント装備が重いと感じる方は富士見平小屋での小屋泊を検討してみましょう!

金峰山の稜線は非常にオススメのスポットです!みなさんもぜひ登ってみましょう!

今回は、以上!!

前回の記事はこちら
【瑞牆山】奥秩父にある日本百名山。初めての1泊登山にオススメ【山とカメラ Vol.3】
【瑞牆山】奥秩父にある日本百名山。初めての1泊登山にオススメ【山とカメラ Vol.3】
次回の記事はこちら
【塔ノ岳】バカ尾根と表丹沢の絶景を楽しめる山【山とカメラ Vol.5】
【塔ノ岳】バカ尾根と表丹沢の絶景を楽しめる山【山とカメラ Vol.5】
ABOUT ME
Koh
Koh
ブロガー/アウトドア写真家
25歳男性・東京住まい
カメラを構えると寝食を忘れる男

6年前にカメラを買って撮影を始めました。
使用カメラ:α7RV
被写体は主に自然風景やアウトドア。
主に登山やキャンプといった趣味と合わせて撮影を行っています。
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